
こうして写真を見るまではあまり意識したことがなかったが、母の手が随分老いた。
こんなにシワが増えたのか。顔は、年の割にはシワが少ない方なので、手とのギャップが大きい。
その老いた手に、みすゞ飴を無理矢理持たせて写真を撮らせてもらうことになんとか成功。
みすゞ飴、母の友人への軽井沢土産は飽きることなく、毎回これ。
父と母に人気のぶどう味は一番数が少ない。私はその人気の味はいつも食べないでいる。
桃味やりんご味など、数の多いものだけを時々いただく。
子供の頃はオプラートに包まれたような独特の感触が苦手で、ほとんど食べなかったが、
今は軽井沢の家のテラスに座り、ボーっとしながら二口で食べるのが好きだ。
・・そうか、苦手だったものが食べれるようになったってことは、自分も老いたということか。