道路から家を撮ってみた。緑に覆われてここ
からしか見えない。昔は家全体が普通に見えた。
どんどん伸びる巨大な松の木を何十年も放置した結果だ。
うちは小さな平屋で、全体的に真四角っぽい。アンテナは付けていないのでテレビは見れない。
でも、ここに来てまでテレビを見たいとは思わない。
本でも読みながら、小鳥のさえずりと
セミの鳴き声と風の音だけをテラスで聞くのがいい。
家の前の道路はめったに人が通らないので、母もかなりラフな格好で外に出る。
普段は絶対にNGなカーラーを頭につけたまま布団を干す母。
父を撮るフリして、実は自分がメインで撮られているなんて思ってもいないだろう。